こんにちは、広報の竹内です。急に落ち葉が落ち始め、何か寂しさを覚えます。
そして年末まで後1ヶ月半・・・もう今年も終わりますね。コラムも今年の更新も残るところ数回になりました。コラムを始めて約9ヶ月。これからも書き続けますので、よろしくお願いいたします!
さて、今回も家づくりの流れをお送りします!家づくりの流れシリーズもあと少し。
今年中に書き上げようと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!
前回の家づくりの流れは中間検査まででした。→前回の家づくりの流れブログを見る
今回は中間検査後の工程になります。
Table of Contents
電気配線工事
電気配線工事とは屋内や屋外(電気メーターなど)の電気の配線をする工事です。例えばコンセント配線やスイッチプレートの配線、照明器具用の配線です。それらの配線を行い天井裏や壁の内側のスペースを使って各部屋へ配線をしていきます。この各配線は壁の内側や天井裏を通すため、断熱工事前に工事を済ませておく必要があります。
私も何度か配線後の現場にお邪魔したことがあるのですが配線が多くてどれがどこの配線なのか、分からないほどの量の配線を電気屋さんがしてくれています。本当に職人さんってすごいなぁと思います。
給排水設備工場
給排水設備工事とは、キッチンやトイレなどの設備および給水管や排水管、排水桝、雨水枡、給湯設備などの給排水設備に関する工事のことです。またこれらの給排水設備工事は、給湯・給水などの上水工事と雨水・汚水などの下水工事の二つに区分することができます。
ちなみに雨水枡とはこちら
きっと誰もが見た事のある“雨水枡”。
名前を聞いた時はわかりませんでしたが、実物を見ると「これか!」となりました。この雨水桝は、建物外部の地中に埋まっており、雨樋から流れてきた雨水を排水管に接続する部分のことで排水管の合流部分や、曲り部分などにも設置され、雨水に含まれる砂や枯葉などを沈殿させたり、一時的に雨水を貯留して流量の調節をするための設備だそうです。
こちらも電気配線工事とほぼ同時進行で行われる工事です。
断熱工事
配線工事が終われば次は、断熱工事です。断熱工事は家の快適性を左右する大事な工事です。まずサッシなどに断熱材が付着しないように養生をします。そして吹付けがスタート。吹付けが終われば養生を剥がし、厚みのチェック、削ぎ落としをして完成となります。
また吹付けの種類には何種類かあり、その物件にあう断熱施工を行います。今回は吹付け断熱と言われる一般的によく施工される断熱です。
そして、現場見学にいった際、こんな物を見つけました。
断熱は場所により厚みが異なるそうで、厚みを示すための検査用のピンが刺さっていました。ちなみに断熱材の厚みは地域や断熱材の種類により厚みは変わっていくそうです。
断熱工事が終わると大工さんが壁に石膏ボードを貼る、壁の中身を閉じていく作業に入ります。
ちなみによくある“構造見学会”とは断熱工事前、あるいは断熱工事後に行われることが多いです。工事と工事の合間に行われることが多く短期の開催が多い為、少しの間しか見ることができない貴重な見学会です。壁の中身や断熱にご興味のある方はぜひ、工務店さんやハウスメーカーさんの構造見学会にも参加してみてはいかがでしょうか。サンハウジングでも
構造見学会を開催しているタイミングもあるので、ぜひイベントページをチェックしてみてくださいね!
ユニットバス工事
ユニットバス工事は名前の通り浴室が設置されます。浴室が入ると一気にお家らしくなりイメージも段々湧いてきますよね。またユニットバス工事後は業者の方が丁寧に養生してくれます。
外部防水・外壁工事
外壁工事前に始まるのが透湿防水シートを貼る外部防水の作業です。
前々回の上棟日編では構造用ボードを貼ったところをご紹介しましたが、構造用ボードの上に貼っていくのが“透湿防水シート”です。
この透湿防水シートは水を通さず、湿気は外へと出す役割があり外部用の構造ボードは雨に弱いので透湿防水シートを貼ることで雨が降っても構造用ボードが濡れるのを防ぎます。
そして透湿防水シートを貼り終えると壁と外壁材の間に通気部分を設けます。写真の木の部分が通気を取るための部材になります。
通気を取ることで、壁内部に結露ができにくく、腐食や劣化を防止して住宅の耐久性を高めてくれます。
透湿防水シートを貼り、通気部分を設け、外壁材を貼っていき外壁材の目地にゴム性のコーキング材を埋めていく作業が外壁工事の工程となります。
外壁材の種類や人気の外壁材をまとめた記事はこちら
床貼り工事
断熱施工後、壁を貼り終えた大工さんは床工事へと移ります。床工事とはフローリングを貼っていく工事です。フローリングは貼り終えたところから傷がつかないように養生していくので全容が見えるのはまだ先になります。
階段設置
今まで工事用梯子が掛かっていた箇所にいよいよ階段が設置されます。階段が掛かれば大工さんの作業効率も大幅にアップします。今回は鉄骨階段なので側板と呼ばれる部分は鉄でできていて鉄骨屋さんが取り付けてくださいましたが、木製階段の場合、階段施工は大工さんのお仕事になります。
そして階段にも様々な種類があり、施工事例もまとめてご紹介しているのでこちらの記事も覗いてみてくださいね。
木工事完了
ここでずっと作業してくださっていた大工さんの作業は一旦終わりです。
サッシの取り付け、建具の枠入れ、内装の間仕切り・カウンター等の取付け・収納棚の取り付け・巾木の施工と幅広く家の内観を作り上げてくれます。時間をかけて少しずつお家を完成に近づけてくれる、なんでも出来てしまう大工さんの作業はここで一旦終了。お疲れ様でした!!!
今回の家づくりの流れはここまでになります。今回の家づくりの流れは同時進行で行われる作業も多かったため作業の項目も多かったですね。家づくりもいよいよ大詰め。お家が完成するまであと少しです。