最近、新しい社用車がやってきました。私は、あまり車の運転が得意ではないのですが、
近所を運転して密かにいい気分になりました。こんにちは。サンハウジングの設計士、瀬川です。
インテリア計画の進め方 vol.2のつづきです。
前回は、インテリアの”テイストを決める”、についてご紹介させて頂きましたが、
今回は、”家づくりとインテリア計画は並行して進める”、ということをポイントに
間取り打ち合わせに入る前に、ぜひご検討して頂きたい内容をご紹介します。
間取りを家具の配置から考えてみよう!
家具のレイアウトによって、暮らしやすさやインテリアのバランスにも影響してきます。
家具選びや配置を後回しにせず、窓の位置や収納位置などを自由に決められるプランニングの段階から同時に考えましょう。
Point 01 家具のレイアウトの基本(動線計画)
家具のレイアウトの基本1つ目は、『動線計画』です。
キッチンで食事の準備をしたり、ダイニングテーブルへ配膳したり、キッチンとダイニングを行き来します。
その他、キッチンで家事をしながら、洗濯をしたり、干したりするため、キッチンから洗濯室、干すためにバルコニーへと
暮らしに必要な移動をお家の中で行っています。この動きが効率的になるように考えることを『動線計画』といいます。
もし、家具や収納のレイアウトによって人の動きを妨げてしまい、遠回りを強いられれば…
日々の小さなストレスが積み重なり大きなストレスになってしまいます。
動線計画は、間取りの計画においてもとても重要です。
参考図面は、家事動線を楽に、家族がキッチンを中心に回遊できる動線パターン。
日常動線は、2階へ向かう階段やお庭、リビングへのアクセスの際
家具が動線の妨げにならないようレイアウトしています。
*動線計画(家事動線)参考図面:ライトブルー矢印線
*動線計画(日常動線)参考図面:オレンジ矢印線
参考図面のように、キッチンを中心に、カップボードやストック、ダイニングスペース
洗濯家事への動線などイメージし、希望とするレイアウトをイメージしていきましょう。
Point 02 家具のレイアウトの基本(配置計画)
家具のレイアウトの基本2つ目は、『配置計画』です。
次に、家具を置くということは、そこに人の居場所をつくるということ。
たとえば、ソファの前にテレビを置いたり、テーブルを置いたり
その居場所が心地よくなるように周辺家具や収納家具の配置をしましょう。
参考図面からもわかる通り、サッシの配置、お庭など外との空間とのつながりなどを
考慮すると、ソファやテレビのレイアウトもある程度、間取り計画の際に
希望をイメージしておくことが重要であることがわかると思います。
また、バランスよく家具をレイアウトする方法として軸線を設定し
それを基準に「シンメトリー(左右対称)」「アシンメトリー(左右非対称)」を意識し家具を配置すること。
配置の基本となる「シンメトリー(左右対称)」「アシンメトリー(左右非対称)」
この2つの基本の特徴を知って、家具配置のベースを決めていきましょう。
「シンメトリー(左右対象)」
「アシンメトリー(左右非対称)」
今回は、”家づくりとインテリア計画は並行して進める”、ということをポイントにご紹介させて頂きました。
また、間取りを確定させてからではなく並行して進めていけるように
ヒアリングの際に希望をお伝えできるように準備しておきましょう。
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