こんにちは、広報の竹内です。もう10月、あっという間に年末ですね・・・
今回は少し前にInstagramにもさらっと書いていた、アクセントクロスの選び方についてお話をしようかなと思います。
Table of Contents
アクセントクロスとは
壁や天井の一部だけ色や素材の違うクロスを貼ってアクセントにするというインテリアの手法のこと。
実はお恥ずかしながら、アクセントクロスは天井に貼れるということをサンハウジングに入社後知りました。日々勉強させてもらっています。
そんなアクセントクロス、今では簡単におしゃれな雰囲気になる手助けをしてくれたり
部屋の雰囲気を一気に変えてくれるためとても人気です。
最近では賃貸でも気軽に使える“はがせる壁紙”も流行っていますよね。
ただ家づくりをするとなると賃貸のように簡単に変えたりできないもの。
もちろんクロス工事をすれば変えることはできますが「工事費用」等がかかってしまうため、クロスを変える方は少ないように思います。
そしてネットには、「アクセントクロス」と入力すると“後悔”や“失敗”の文字が見受けられます。
では。アクセントクロスを失敗しない為にはどうすればいいのか、今回はアクセントクロスの選び方についてお話をしていこうと思います。
アクセントクロスを選ぶコツ
①貼る範囲を考える
②色の持つイメージを理解する
③機能性のある壁紙を場所によって検討してみる
④床や建具の色との相性も考える
⑤部屋ごとにオススメ色を知る
以上の点に気をつけて選ぶと良いとされているアクセントクロス。
順番に説明していこうと思います。
①貼る範囲を考える
アクセントクロスの割合でベストとされているのが20%〜30%
アクセントクロスを取り入れる場合、部屋の壁は4面に対して1面をアクセントクロスにする割合がベストとされています。最終的には好みとなってしまいますが多用し過ぎてしまうと色の与える印象が強くなってしまうため、飽きやすさや、家具の配置などにも困ってしまうというケースがあります。
②色の持つイメージを理解する
色には暖色・寒色といった色のイメージが存在します。暖色は「暖かく、にぎやかなイメージ」があり、寒色は「涼しげで落ち着くイメージ」があるかと思います。
また色には「彩度」「明度」があります。「彩度」は色の鮮やかさのことを指し。「明度」は色の明るさのことを指します。
近年人気のくすみカラーは「彩度」の低い色の分類で「彩度」の高い色はビビットカラーとなります。
そして寝室によく使われるダークグレーやダークブラウンは「明度」が低い色の分類になります。
例えば寝室に「彩度」の高い色ビビットカラーを貼ると落ち着かない雰囲気になってしまいます。そこで色の持つイメージを理解することにより“後悔”を減らしていけると思います。
色のイメージ
暖色系=赤/オレンジ/黄色=「温もり/暖かさ」
寒色系=青/青紫=「涼しさ/清潔/静か」
明度の高い色=ライトグリーン/パステルカラー=「部屋を広く見せる効果がある」
明度の低い色=ダークブラウン/ダークグレー=「重厚感や高級感を感じられる」
彩度の高い色=ビビットカラー=「派手/元気」
彩度の低色=くすみカラー=「地味/優しく落ち着いた雰囲気」
③機能性のある壁紙を検討してみる
最近では「傷つきにくい」「汚れにくい」「吸湿性がある」など様々な機能のついた壁紙が登場しています。また「黒板クロス」や「マグネットクロス」も人気でお子様の過ごすスペースやスタディスペースにも人気です。例えばこのコロナ禍の中では「抗ウイルスの壁紙」やトイレには「消臭効果」のある壁紙など、部屋の用途に合わせて検討してみてください。
④床や建具の色との相性も考える
いざクロス選び!となると、まずは様々なカタログを見るかと思います。種類も豊富でおしゃれな柄のものや、くすみカラーのもの、高級感のあるものなどなど。私もクロスのカタログを見るとテンションが上がってしまいます!でもでもちょっと待った!クロス選びの際に忘れがちになるのが床や建具の色との相性です。部屋は壁と天井、床、そして基本的な家具で構成されるため、アクセントクロスを選ぶ際にはこれらの色のバランスを考えることも大切です、基本的には色味を揃えたり反対色にすると部屋全体のバランスが取れます。
⑤部屋ごとにオススメ色を知る
子ども部屋、寝室、書斎、キッチンなど部屋ごとに使う人や使う用途が異なります。そのため、部屋ごとにテーマを決めてアクセントクロスを選ぶと良いでしょう。ここでは、アクセントクロスにお薦めの色や柄を部屋別に紹介していきます。
リビング
家族が一堂に会するリビング。1日の多くの時間を過ごす場所なので、落ち着いた雰囲気にしたいという人が多いのではないでしょうか。
リビングにオススメの色① グレー
リビングに取り入れたいアクセントクロスの色はグレーです。グレーはどんな色やテイストにも合うので、家具や小物が多くなりがちなリビングに適しています。テレビなど、家電の色や素材とも相性がよいです。淡すぎるグレーは印象がぼやけてしまうため、濃淡に注意するとよいでしょう。淡いグレーは、軽やかで上品な雰囲気に、濃いグレーは落ち着いた雰囲気になります。
リビングにオススメの色② ブルー
気持ちを落ち着かせる効果がある青系統の色もリビングのアクセントクロスに向いています。特に、濃いブラウンの床は、濃いブルーのクロスと相性がよいです。くすんだブルーグレーを取り入れると、落ち着いた雰囲気のリビングを作り出せます。
寝室
寝室のアクセントクロス選びで大切なのは、快適な眠りを邪魔しない色を選ぶことです。自然な眠りを誘う睡眠ホルモンのメラトニンは、目からの刺激に大きく影響を受けます。質のよい眠りのためにも、アクセントクロスの色選びは重要なのです。
寝室にオススメの色① 赤・オレンジ
赤やオレンジは気持ちを興奮させたり、活性化させたりする効果があるため、寝室には向かないと思う人も多いかもしれません。しかし、赤やオレンジは、優しく穏やかなイメージの暖色系なので、決して寝室に向いていないわけではありません。注意したいのは、彩度です。ビビッドカラーの赤やオレンジには興奮作用があるので、注意しましょう。彩度の低い色味でシックにまとめたり、明度の高い淡い色でさわやかな雰囲気を演出したりするとよいでしょう。
寝室にオススメの色② ブルー
ブルーには鎮静効果があり、自然な眠りに誘ってくれます。
子供部屋
子供部屋には、花柄、星柄などの柄物クロスを取り入れてみる方も少なくありません。
思い切って大きな柄やメリハリのある色合いを使い、遊び心のある子供部屋を作れるのもアクセントクロスの魅力です。子どもが成長した後のことが気になるなら、クロスの色と柄を同系色にすれば柄自体の印象が弱まり、違和感なく使うことができます。
最近では、柄物は避けシンプルなカラーにする方もいます。
洗面所
タイル柄のアクセントクロスを貼れば、ホテルのような洗面所に早変わり。おしゃれで洗練された洗面所になります。なので光沢のあるものや、反対に清潔感や広さを感じさせる為ホワイトの基本クロスにされる方もいます。
トイレ
実はトイレの滞在時間は意外と長いもの。一生のうちトイレにいる時間を合計すると約3年間になるともいわれています。毎日必ず行く場所であり、来客の際も使用する場所なのでこだわって選びたいものです。
トイレにオススメのクロス① ブルー
ブルーは清潔感があり、リラックス効果がある色なので、トイレにぴったりです。
トイレにオススメのクロス② グリーン
グリーンには自然を思わせる爽やかなイメージがあります。リラックス効果もあるのでトイレに適しています。
まとめ
本日はアクセントクロスをテーマに選ぶコツをお届けしましたがいかがでしたか?
色々書いてきましたが一番大切なことは、自分の理想のイメージを持ち、自分の好みのお部屋を作る事だと思います。クロス選びはお部屋のイメージをカタチにできる一つの方法です。
自分の好みがわからないという方でもInstagramで写真集めをしたりしていると自然と自分の好みがわかる方もいますよ。
ぜひ納得できるお家づくりをしてくださいね。
また、10月には内装イメージをボードにまとめる“コラージュボード”のイベントも開催します。
次回の更新は10月18日頃設計部より瀬川の更新になります。
お楽しみに!