新旧まじわう南樟葉の日本家屋
Hirakata,Osaka 2026
樟葉駅から少し離れた住宅街を歩く。車同士がすれ違うには少し気を使うくらいの細い道。その道を自転車が行き交い、犬の散歩をする人とすれ違う。学校帰りの子どもたちの声も聞こえてくる。近所の方同士が自然に挨拶を交わす姿を見ていると、この町には人の暮らしがちゃんと残っているのだなと感じる。
そんな住宅街の一角に建つ家。外から見るとどこか控えめな佇まいだが、玄関を開けると印象が変わる。まず目に入るのは土壁と木材。光を受けた土壁は細かな粒子がきらりと輝き、柱や建具には長い時間を過ごしてきた跡が残る。何気なく見上げると、細かな細工もあちこちに見つかる。
階段を上がり、左手の部屋へ。二方向の窓から光が入り、外から受けた印象よりもずっと広く感じられる。窓辺に机を置いて本を読んだり、好きな道具を並べたり。そんな時間が似合いそうな部屋だ。ふと見上げると天井には組子細工。派手ではないけれど、この家には足を止めたくなる場所がいくつも残されている。
一階は今の間取りを活かしても良いし、手を加えてみるのも面白そう。住む人によって少しずつ違う表情を見せてくれそうな家だった。



















